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いつか流れてしまうとしても

2008年11月17日 23:12

先週の出来事のメモ。
忘れないように。



10日(月) 木曜日が休みなので、以前から入院している祖父のお見舞いへ行こうと思い立つ。
ネットで格安チケットを調べまくる。水曜発深夜バスか、新幹線往復チケットかうなる。

11日(火) 仕事の休憩時間に四国ガイドブックを立ち読みする。残業後、留守電に父からメッセージ。祖父危篤。

12日(水) 朝一番の飛行機で香川へ。病院のベッドに横になったじーちゃんは肺炎で苦しそうに、でもゆっくりと息をしていた。息をするというのは何と全身の筋肉を使うのだろう。
目はどこをみているのだかよくわからない。
とはいえ、とても綺麗な、かわいいじーちゃん。
伯父と父が出かけたので、母と二人でそばにいた。赤ん坊のような目つきでじっとみる。じっと見つめ返す。
言葉は一言も無かったけど、沢山話した。微笑んだ。
ずっと言えなかったお礼もした。
手よりも反応のある右足を握って、しばらくリズムをとっていた。
「一番」が大好きな、写真はセンターが大好きな、カッコイイじーちゃんの話を母とする。
そばで自分の話をされるってどんな気持ちなんだろうな。聞こえないのだけれど、聴こえるのだろうな。

午後 祖母のお墓参りへ。快晴の墓地で草むしり。
讃岐うどんを食す。こんな時でも人は腹がへるのだ。ここのうどんは最高においしい。

夕方 再び病院へ。息が少し苦しそう。従兄弟にバトンタッチする。

深夜 眠りについたとき、携帯がなる。病院へ。
到着したのが23時45分。じーちゃんは死んでいた。

11月12日 23時33分 祖父 永眠 
満95歳 大往生かな。

13日(木) 0時30分過ぎ。葬儀の会館へ移動。月が綺麗だった。

大量の重そうなドライアイスをのせるので、親戚一同ぎょっとする。
2時ごろ就寝

午前、会館へ。顔を見る。綺麗な顔をしていた。
枕経。お坊さんが病気でフラフラしていてまたぎょっとする。

夕方 写真を決める。棺に入れるものをみんなでパラパラとみる。
じーちゃんの自分史をみつける。子ども・孫の誕生、新幹線の開通やら内閣についてなど淡々と書かれた貴重なもの。
私の名前(本名)は占い師ではなく、じーちゃんが色々調べてつけたらしい。初耳で唖然とする。

その後食事へ。
従兄の子ども7歳。伯父さんがとても愛しそうに見ている。
おじいさんと孫。
私は遠くで会う機会が少なかったけど、こんな感じだったのかな、と満月を見上げながら思う。

14日(金) 午前に買い物など。たまたまじーちゃんがよく買ってくれた三友堂の求肥の和菓子「お菓子箱」をみつける。親戚で食べる分と、じーちゃんの分を買う。
和三盆というお砂糖の独特のお菓子。舌が、記憶を呼び起こす。

15時 納棺。冷たくなった足を拭きながら、じゃれていたのはついさっきなのに、と思う。

18時 お通夜 沢山の方々がいらした。
兄と合流。無言。とはいえ、何だかホッとする。

15日(土) 13時 葬儀 とても沢山の方々がいらした。
喪主の挨拶。「世代交代」なんだな、と思う。
「ジプシー」の芝居を思い出す。

高松では、火葬場で顔を見ることはしない。なので、ここが最期のお別れ。
花 花 花。
珈琲好きのじーちゃんに用意されたのは・・・遺体に珈琲をかけたので最高にぎょっとする。
きっと天国でばーちゃんに「なんね、そのカッコウは!」と言われているに違いない。

その後兄は飛行場へ。慌しい中無言でやりとり。
火葬場にて、見事な喉仏に見入る。

17時 初七日 やっぱり足がふらつくお坊さん。とは言え見事なお経だった。
お坊さんの病気が治りますように。
のち伯父宅の仏壇にお線香をあげる。

父がしゃけ弁を食べたいというので、よく知らない街を方向音痴ながらも一人走る。漬物屋でしょうゆ豆(空豆をしょうゆで煮た四国の特産品)をゲット。
夜中、雨が降る。

16日(日) 曇っていたと思いきや、快晴へ。
両親を残し、高松の街を一人うろうろし、umieへ。岡山行きの電車までの時間をつぶす。
ガラガラの電車で瀬戸内海を眺めていたら、ホロホロと涙が出てきた。

新幹線の約4時間の旅。30分の睡眠と、駅弁を食べた以外、ボーっとしていた。
品川に着き、山手線で新宿へ。
都会のにおいと、雨と、人に酔う。

以前オファーを頂戴した劇団のミュージカルを観劇。最前列のセンター。
人が居るって何だろうな。役として「居る」ってなんだろうな。
もしこのオファーを受けていたなら、私は四国へ行かれなかったなぁとぼんやり思う。
珍しくとても好きなシュールなファンタジーの舞台だった。
出演者曰く、とても怖い顔をして観ていたらしい。いやはや、申し訳ない。

また一人になり、自宅へ帰る。
植木に水をあげる。ゴクゴク飲んでいるように思えた。

生命と、名前と、環境と。
まだぼんやりした頭で感謝しつつ・・・。

時間が経つと、大切なことも忘れてしまうことがある。流れないようにメモをする。
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コメント

  1. | URL | sowQq82.

    全ての命にありがとう

    大変だったね。
    でも、最期に会えたことは、おじいちゃんにとって本当に嬉しいことだったと思います。
    95歳!大往生だよ。
    人の死と向き合うこと・・・愛する人を見送ること・・・
    悲しくて辛い現実だけど、それも生命を授かった私達が繰り返し行っていかなければいけない事柄なのだと思います。
    見送って・・・見送られて・・・。
    最期までちゃんと見送られる・・・これは何よりも幸せなこと。

    月を見て、想い人を思い・・・
    感謝をして・・・また前に進もう

  2. こすず | URL | SFo5/nok

    見事な満月だったのよね。
    凛としたたたずまいの。

    人。
    巡り。
    不思議やね。

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